白龍東門 の日記
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科学的根拠とは何か 気の流れの吉凶
2019.02.23
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時とともに変化する概念
時の経過とともに気は強くなるもの弱くなるという概念
一般に強くなると吉、弱くなると凶の事象が現れるとする。
このことを風水では理気(りき)と言っています。
なお、科学者のいう相対性理論と量子力学における時間論争は、ここでは関係ございません。東洋的な時間の経過理論であり「㎝の洋服」と「尺の和服」は寸法において同一に論じられないと同様です。相対性理論的に過去の風水は存在するなどというのはナンセンスなことです。また量子力学のかたを持つものでもありません。
形による気の働きに関する概念
住まいの周囲のオブジェの形状による気の影響をいう。
このことを風水では巒頭(らんとう)といいます。前述の理気より影響が強いとされています。なので、物件を探すときに建売住宅、賃貸マンションであれば建築年月日、および建物の向き(後述の「坐向」)について理気を鑑定するデータが不足していても巒頭により検討する余地があるのかどうか判断できます。
たとえば、
「四角い土地は吉で、三角の土地に建っているは凶である。
道路のカーブ内側は吉で、外側は凶である。
四角い建物は吉で、L字形は凶である。
家の前方が明るく開けているのは吉だが、後方が空きすぎているのは凶」
などなどは時間がどんなに経過し、第○運の風水になっても吉凶は変わることはありません。※第1運から第9運の風水については後述
吉凶の考え方と科学的根拠について
敢えて吉凶と表現したくはないのです。
凶の風水で離婚して住まいが変わって再婚しそのままお墓までいっしょに幸せになるのでしたら凶事象はどうでしょうか?幸せを得るためでしたら凶というのはふさわしくありません。本書でいう吉、凶は四柱推命の大運とも照らし合わせ、その時点での吉であり凶であると考えます。吉のままでいられるか、それとも凶のままでいてしまうのか?それは、あなたの考えと努力次第です。
風水は環境学でもあります。あなたを拘束するものではありません。主体的に活用してください。主体的と言ってもわがまま、身勝手、独りよがりではいけないのは縷々ここで書かなくとも皆様はご自身の信念でしょう。言わなくともご理解していると思います。
しかし、天地の法則はどうでしょうか?
神様も拘束される天地の法則をどうして人が変えられましょうか?これはどうなっているか?自信を持って答えられる人はいないでしょう。時間の概念ですら世界の物理学者では正反対の理論で凌ぎ合っている状態です。相対性理論の科学者は、「時間は存在せず映画フィルムのように連続する空間があるだけだ」という理論の一方で、これに対し量子力学の科学者は「時間は存在し、何でも数学的理論で片付けようとする職業病だ。」という批判があり一致しないのが現代の科学のレベルです。
であるから鬼の首を取ったように風水って科学的根拠があるのですか?と聞くのは滑稽なことなのです。音楽や絵画に科学的根拠を求めるのがおかしいのと同様に風水には西洋的科学的根拠を求める必要はなく、なおかつ、学問として存在意義があります。歴史学は科学ではありません。ゆえに歴史検証に科学的根拠は必要ありません。
気の流れによる吉凶
室内においては気の流れが速くてはストレスが溜まります。したがって真っ直ぐな気の流れは速いので凶になります。どんな時に早くなるのでしょうか?玄関から入って一直線の廊下があって直ぐベランダがそうです。マンションによく見かけます。このことによって財が溜まりにくい事象を生み出してしまいます。マンション全ての間取りがそうなっているわけでありません。さがせば玄関から入って直角に曲がってベランダ側のリビングに到達できる間取りもあります。
新築の際は、それだけでなく相対する壁の窓が一直線上にあれば気の流れは真っ直ぐになります。
それでは、どうすればいいのでしょうか?
曲線を描いた気の流れは緩やかなので吉となります。
間取りを変えられないマンションにおいては真っ直ぐベランダに抜けて行かないように背の高い家具で塞いでしまうことです。玄関から入った気が家具のところでカーブを描きます。その前に廊下の任意の場所に暖簾を下げておくとよろしいです。半円形のカーブ付は効果があります。風水対策には五行による改善策を施します。
長い廊下は五行で「木」です。「木」を剋するのは「金」です。「金」の形状は丸いものです。
それでは五行とはなんでしょうか?
四柱推命でも登場する五行理論と同じです。
違いは生命エネルギーの代名詞でなく、天地の法則、自然界のエネルギーの五行です。
五行には、植物のような性格をもった「木」、燃える火のような性格をもっているので「火」、土のような性格をもっているので「土」、金属のような性格をもっているので「金」、水のようにいく方向性が一定でないなどの性格をもっている「水」とあります。
これらはお互いに生じあったり剋しあったりします。
上記の長い廊下での改善策は、この中から「金」剋「木」を用いています。
五行理論においては、長くて真っ直ぐの形状は「木」に分類されています。この「木」を剋すれば、財がベランダから逃げて行かないようにすることができます。
「金」の形状は円です。半円でもかまいません。暖簾でなくとも円の形状であれば「金」剋「木」になります。
新築においてはドアに丸いガラス窓をつけるなどいろいろ応用がききます。この方法があるからと言って玄関からまっすぐお庭がみえるような間取りを意図的にするのは感心しません。やむなくの代替案であります。
剋とは、エネルギーを減少させることであって凶なのではありません。生じる関係でも悪い気が生じられ、いい気のエネルギーが減っては凶です。
換言すると、いい気を生じて強くなることは吉です。いい気を減らすことは凶です。悪い気を生じて強くなることは凶です。悪い気を減らすことは吉です。
要するにコントロールが適性であればよい。
なお、ここで勘違いしてならないのは
いい気が減るのは凶でも吉事象がなくなるのであって凶事象があらたに出るのではありません。逆は真なりで悪い気が減ったり無くなってもあらたに吉事象がでるわけではありません。
たとえばクラスのいじめっこが転校した場合はいじめなくなるだけですよね。親友が代わりに他の学校から来るわけではありません。
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